● 中古物件探し
中古の物件探しは主に、不動産会社で行います。既にご住居をお持ちの方は必要のないプロセスとなります。
【ステップ1】 希望の物件を探す
はじめに行うのが、希望物件の探しです。マンションか一戸建てか、沿線などの立地条件のご希望、周辺の治安や施設などの住環境、予算などの希望をまとめ、不動産会社を訪ねたりネットを駆使したりして、できるだけ希望にかなう物件を探していきましょう。
【ステップ2】 候補の物件の見学
希望の物件が見つかったら、現地に直接見に行くようにすると良いでしょう。そうすることによって、書面や写真からでは伝わらない、いい所や悪い所が見つかることもあるからです。一戸建ての中古物件では、現状の法規で違法となる点はないかどうか、建物の劣化状況などを重点的にチェックしましょう。マンションの場合は、専有部分だけではなく、共有部分の状況もしっかり確認しておくといいですね。また、リノベーションを依頼する建築会社によっては、この段階から相談に乗ってくれるところもあります。
【ステップ3】 物件購入
希望の物件が見つかって、見学も終えたらいよいよ購入ですね。不動産の購入では、売買契約を締結する必要があります。一度契約を締結すると、簡単には解除できない注意点があるのでよく注意しましょう。もちろん不動産会社にも説明責任などはありますが、最終的には「自己責任」となってしまいます。また、条件の良い物件は、悩んでいるうちに売れてしまう危険があるため、買う買わないの判断を早めにする必要性にせまられることもありますが、失敗の内容納得いく物件を購入しましょう!
● 住宅ローンについて
中古住宅の購入とリノベーションには、ローンを組むことができる可能性があります。住宅に関するローンは主に2種類があり、まず「リフォームローン」は、一般的に民間の金融機関で扱われる無担保のローンです。無担保ローンは審査が早く、抵当権の設定も必要ありませんが、借り入れ可能な金額が低く、返済期間も短いのが特徴となっています。一方で、審査が長く抵当権の設定が必要となりますが、借り入れ可能な金額が高く返済期間も長いのが「住宅ローン」です。リノベーションをする案件では、中古住宅の購入とリノベーションを同時に行う場合に限って、住宅ローンを借り入れることができる場合があります。
以下はローンを受け取るための一般的なプロセスとなります。
【ステップ1】資金計画の相談
主に相談は、銀行などの金融機関の窓口で行います。相談には、年収などが分かる源泉徴収、健康保険証、その他のローンがある場合はその明細などを持参すると、具体的な相談やアドバイスがスムーズにもらえます。中古物件を既に購入済みの場合は、物件の概要や価格等が分かるものを持参するといいでしょう。
【ステップ2】ローン事前調査
工事請負契約や購入契約の前に、ローンが通るか金融機関で確認しておくのを事前調査と言います。調査にはだいたい1週間~2週間ほどかかります。
【ステップ3】ローン本審査
銀行などの金融機関が行う事前審査に対して、保証会社が行うのが本審査となります。審査を行う機関が違うので、事前調査が通っっても、必ず本審査でも通るわけではないので注意しておきましょう。審査の結果は、約1週間ほどで出ます。
【ステップ4】ローン契約、締結
金融機関との間に金銭消費賃借契約を締結して、それから融資が開始されます。
● リノベーション工事
リノベーション工事を依頼する業者選びは、早目にするのがオススメです。物件選びの段階から業者さんに参加してもらえると、着工までスムーズに計画をすすめられるからです。
【ステップ1】担当業者と相談
物件をまだ購入していない場合は、希望する間取りや設備などを相談して、物件探しのアドバイスをもらい、可能なら一緒に探してもらうのもいいでしょう。
【ステップ2】リノベーションのプランを練る
物件を既に購入済み、もしくは購入する物件が決まった段階で、より具体的なリノベーションプランを練っていきます。設計図や見積書を参考にしながら、ご自分の希望を伝え、慎重にプランを考えていきましょう。
【ステップ3】工事請負契約締結
依頼する業者との間で工事請負契約を結びます。
【ステップ4】工事開始
工期に関しては、内容によって変わってくるため一概には言えませんが、躯体が剥き出しの状態まで戻して行うフルリノベーションでは、約2カ月の工期がかかります。