スタッフブログ

No.22

2017年9月26日(火)

リフォームの豆知識 浴室・洗面リフォームのコツ

カープ大好き今橋です!!

浴室・洗面リフォームのコツをご紹介します。浴室と洗面所は隣り合っている場合が多く、お互いに絡み合う工事が多いので、一緒に工事したほうが効率よくできます。また直接水がかかる部分ですから、表面はキレイでも、内部の痛み具合や配管のチェックをしていく事が大切です。

浴室の在来工法とユニットバスの違い

ひと昔前は、一戸建ては床や壁をタイルで貼った在来工法とよ呼ばれる浴室が主流でした。現在は水漏れの心配が少なく、掃除が楽なユニットバスを使うのが、浴室リフォームの主流です。ちなみにマンションでも、築30年より古い公団住宅などでは、在来工法の浴室がよく見られます。

在来工法の浴室

在来工法の浴室は下地材で防水を行ない、その上にタイルなどを貼って仕上げてあります。ですからその防水下地に亀裂が入れば水漏れを起こします。 表面は綺麗であっても防水切れが起きると、マンションであれば下の階への漏水、一戸建てであれば土台等が腐る危険性があります。 

在来工法の浴室は15年ほど経つと、目地が取れたり、タイルのヒビ割れ、継ぎ目のゴムの部分 (コーキング) の剥がれ等が起きますので早めのメンテナンスが大切です。 在来工法は工期がかかりますが、ユニットバスでは対応しきれないようなデザインでも自由にプランする事ができます。

ユニットバスの浴室

ユニットバスはリフォームの工期が短く、ユニットバスからユニットバスへの交換なら1日~2日で工事を完了させることができます。 今のユニットバスは一昔前のビジネスホテルにあるようなユニットバスのイメージとは違い、デザイン的にも機能的にも優れたものが出ています。サウナ機能、浴室内自動洗浄機能がついているものもあります。 

ユニットバスは掃除が楽で水漏れの心配が無い為、内側を丸ごと水洗いができます。もちろん、全くカビが生えないというわけではなく、コーキングと呼ばれたゴムの部分に黒カビは生えたり、ピンク色がかった赤いカビのようなもの (雑菌が繁殖したもの) が発生する場合もあります。

これらを防ぐためには、とにかく徹底乾燥です。使った後は長時間換気扇を回すなど、しっかり乾かしましょう。 ユニットバスの値段は大きさ・商品のグレードによって違いますが、40万円位から数百万円位のものまで様々なグレードがあります。

ユニットバスでのリフォームには、商品代の他に組み立て設置工事代・配管工事代などがかかりますので、後で追加や別途工事が無いように細かく見積もりを出してもらうことが必要です。またリフォーム前には、キッチンと同じく商品は必ずショールームへ行って見てきましょう。

在来工法の浴室は下地が腐食していることが多い

築20年程度の木造一戸建てのタイル貼りの浴室を壊してみると、多くの家で腐食やシロアリの被害が見られます。また隣接する洗面所の床組も腐食していることが多くあります。リフォームの際には、下地部分の補修費用を見ておきましょう。

浴室の安全性を考えてリフォームする

在来工法の浴室は、水返しのために浴室の床が15cm程下がっています。その場合は、床にスノコを敷いて段差の解消ができます。ただしスノコが動くと危険です。滑らないようにサイズをきちんと合わせる事、掃除の時に簡単に持ち上げられるように分割しておくと良いでしょう。 

浴室では裸になります。事故が多い場所でもありますので、冬はあたたかく、手すりの取り付けや段差の解消によって安全な浴室にしておきましょう。

注意点としては、タオルかけの取り付け位置です。掴まりやすい場所にタオル掛けを付けてしまうと、いざという時についそこを掴んでしまいます。タオル掛けは手すりと違い体重を支えるような構造にはなっていませんので、つかむと大事故につながります。取り付け位置には十分に注意して下さい。 

浴室の窓と照明器具の位置に注意

浴室に大きな窓を取り付けてひろびろとした浴室にしたいという要望は多いものです。大きな窓は明るくひろびろとしていて人気があるのですが、外部からの視線に注意しましょう。また照明器具の取り付け位置にも注意しましょう。窓と反対側の面に照明器具を取り付けると、影絵のように窓に映りますので注意して下さい。 

風呂釜・給湯器のリフォーム

風呂釜も今では、給湯器と沸かし釜が一体になってボタン一つで自動でお風呂を沸かすもの(追炊き付き全自動給湯器)が主流です。一台で、キッチン・洗面所・浴室へと給湯し、お風呂も沸かします。 ガス給湯器の場合は「号数」が表示してあり、数字が大きいほど大きなパワーが出ます。一戸建てだと冬場の湯量を考えて最低24号、マンションであれば16号を目安に選びましょう。

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