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キッチンの天板、ステンレス製or人工大理石製?各メリット・デメリットをご紹介

更新日:2024/05/25
 公開日:2018/10/15

みなさん こんにちは!
福山市のリフォームが得意な不動産会社 AEMリフォーム(AEM不動産)です!

キッチンのリフォームを考える際、天板の素材選びは非常に重要なポイントです。キッチンの天板には多くの選択肢がありますが、特に人気が高いのはステンレス製と人工大理石製で、キッチンリフォームの時に悩む点のひとつだと思います。

それぞれの素材にはメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかは使用目的やライフスタイルによって異なります。ステンレスキッチンは丈夫で耐久性がありますし、人工大理石はデザイン性やカラーバリエーションも豊富で今人気のキッチンです!

この記事では、ステンレス製と人工大理石製の天板についての違いやメリット・デメリットについてもご紹介していきたいと思います。

ステンレスキッチンとは

ステンレス製のキッチンのことです。ステンレスは耐水性・耐熱性・耐汚染性に優れた特性があるので、システムキッチンが誕生して以来、長く使われ続けている素材でスタンダードと言えるもののひとつです。プロの料理人さんがオールステンレスキッチンを使われることも多く、料理好きの方から圧倒的な支持を得ています。

ステンレス製天板のメリット

 

耐久性:ステンレスは非常に頑丈な素材で、衝撃や重い物を落とした場合でも傷つきにくいです。

耐熱性:熱に強く、熱い鍋やフライパンを直接置いても変形や変色がしにくいです。

清潔感:ステンレスは非多孔性であるため、ニオイが移りにくく、汚れや細菌が染み込みにくいため衛生的です。清掃も簡単で、さっと拭くだけで綺麗になります。

モダンな外観:光沢のある金属の表面は、現代的でスタイリッシュなキッチンにぴったりです。

 

飲食店のキッチンには、ステンレス製のキッチンが多いように、少々雑に扱っても壊れにくいのが特徴です。熱に強い特徴もあり、揚げ物や炒め物などの熱を使う調理を多くする方にはおすすめです☆
また、費用も他のキッチンと比べて低価格なのもポイントになっています!このあとご紹介する「人工大理石天板
」と比べても費用が抑えられます。
医療用に用いられる程ステンレスは「衛生的」であり、オールステンレス製のキッチンは、害虫の侵入率が他素材のキッチンに比べて低いとも言われています。

ステンレス製天板のデメリット

 

細かな傷がつきやすい:全体的な耐久性はあるものの、表面に細かい傷がつきやすく、使用するうちに目立つことがあります。

指紋や水滴が目立つ:特に光沢のある仕上げの場合、指紋や水滴の跡が目立ちやすいです。

冷たい印象:金属の質感は一部の人にとって冷たく感じられることがあります。

音が響く:物を置いたり調理したりすると音が響きやすいです。

サビができる:鉄製品を長時間置くとサビができやすい


ステンレス製は丈夫な半面で、デザインの幅が少なく、見た目のインパクトにも劣ってしまいます。
現在のインテリアに合わせてキッチンのデザインを考えるということよりも、キッチンに合わせてインテリアを考えるということが必要になってきてしまいます。

人工大理石キッチンとは

まず、「人工大理石」と「人造大理石」違いはご存知でしょうか?

「人工大理石」と「人造大理石」は名前が似ていますが、成分や性質が全く違ってくるのです。

「人工大理石」と「人造大理石」違い

人工大理石

人工大理石は、主に樹脂と天然の鉱物粉末を混ぜて製造され、理石風に作ったもののことを指します。名称に大理石とありますが、大理石のようにみえるというだけで、実際には大理石は含まれていないのです。樹脂の混ぜ合わせ方によって、色やデザインがそれぞれ変えられるところが特徴となっています。

このため、耐久性が高く、色や模様のバリエーションも豊富です。非多孔性であるため、汚れが染み込みにくく、清掃が簡単です。熱や衝撃にも比較的強いですが、直接熱いものを置くと変色する場合があります。

人工大理石とは、アクリル製・ポリエステル製合成化学樹脂を大理石風に作ったもののことを指します。名称に大理石とありますが、大理石のようにみえるというだけで、実際には大理石は含まれていないのです。

人造大理石

人造大理石は、天然の大理石の粉末をセメントや樹脂で固めて作られた半人工素材のことを指します。天然の石材の風合いを持ちながら、人工的な製造方法により均一な品質が得られます。仕上げに研磨作業が必要となるため、浴槽など複雑な形には適さず、キッチンのカウンターや壁材、床材など板状の製品としてよく使用されています。上質な雰囲気を演出できますが、やはりその分お値段は高額になります。

人工大理石製天板のメリット

 

美しい外観:天然大理石に似た美しい模様や色合いが特徴で、温かみのある高級感を演出します。

バリエーションが豊富:色やデザインのバリエーションが豊富で、キッチンの雰囲気に合わせた選択が可能です。

小さな傷がつきにくい:表面が硬いため、小さな傷がつきにくく長期間美しさを保ちます。

メンテナンスが簡単:表面が非多孔性のため、汚れが染み込みにくく、簡単に拭き取ることができます。表面の傷や汚れを研磨できる特徴もあります。

デザインがとても豊富なので、インテリアに合わせてキッチンを選び、空間を楽しむことができます。

人工大理石製天板のデメリット

 

耐熱性の低さ:熱い鍋やフライパンを直接置くと、そこだけ変色や変形する恐れがあります。耐熱パッドの使用が推奨されます。

重さ:人工大理石は重量があるため、設置や運搬が大変です。しっかりした土台が必要です。

価格:ステンレスに比べると高価な場合が多いです。

割れやすさ:強い衝撃を受けると割れたり欠けたりする可能性があるので、食器を落としてしまった場合なども欠けやすく注意が必要です。

耐久性に乏しく、雑には扱えないところがデメリットとも言えるでしょう。
しかし最近のものでは、高温の鍋を直接置いても大丈夫な人工大理石製キッチンも出てきています!

まとめ

キッチンは毎日使う場所なので、天板が丈夫であることや掃除のしやすさなど選ぶ際のポイントがいろいろありますよね。

耐久性/耐熱性/傷のつきやすさ/デザイン性/価格帯 などの観点で何を重視するかで選ぶ必要があります。

今回ご紹介した以外にも、セラミックやメラミン、タイルなど様々な種類がありますが、今回ご紹介した主な2つを比較すると、ステンレス製は、飲食店のキッチンの多くがステンレス製キッチンであるように、キッチンの耐久性を求めるのであればステンレス製キッチンがオススメとなってきます。

一方、人工大理石製は、美しい外観とバリエーションの豊富さが魅力で、高級感を求める方に適しています。また、インテリアに合わせて空間を楽しんだり、デザイン性にこだわる方には人工大理石製のキッチンがオススメとなります。


あなたはどちらのタイプでしたか?

どちらもメリット・デメリットがあるため、違いをよく理解して自分の希望にあったリフォームのプランを選び、完成時に満足できるように計画していけるといいですね。具体的なリフォームプランや素材選びにお困りの場合は、ぜひAEMリフォームにご相談ください。