～マンションのバスリフォーム、相場はどのくらい？～
マンションでバスリフォームを行う場合は、５０～２００万円が相場となっています。もちろん、リフォーム箇所や選ぶグレードによっても価格は異なりますが、一般的なお風呂であれば１００万円程度で十分にリフォームができると言えるでしょう。
お風呂はトイレや洗面台といった他の水廻りに比べると、リフォーム費用が高額になる傾向があります。しっかりと資金計画を立てておきましょう。
～部分的リフォームの相場～
全体の相場がわかったら次は、部分的なリフォームの内訳を見ていきましょう。浴室すべてをリフォームするのではなく、部分的にリフォームする場合の参考にしてみてください。
● シャワーの交換
選ぶメーカーやリフォーム業者によっても費用は異なりますが、既存のシャワーを新しくする場合の相場は３～５万円程度です。
● 床の張り替え
選ぶ素材によって費用が大きく異なりますが、一般的なサイズの床を張り替える場合の費用は次のようになります。
・樹脂・・・５万円程度
・木製・・・１５万円程度
・タイル・・・１０万円程度
最近建築されたマンションに、多く使われているのが樹脂の床材です。掃除がしやすく、耐湿性・耐水性に優れているといった特徴があり、リフォームでも多く使われています。
● 壁の張り替え
壁の張り替え費用についても、選ぶ素材によって費用が異なりますが、一般的な浴室サイズの相場は次のようになっています。
・タイル・・・１０～１５万円程度
・塗装・・・１０～１２万円程度
・浴室シート・・・１２～２０万円程度
・木製の壁・・・５０～６０万円程度
・パネル・・・１５～２０万円程度
それぞれの素材で、メリット・デメリットがあるため、価格だけで選ばず、機能性や使い勝手を合わせて考慮した上で選ぶことが大切になってきます。
～バスリフォームの相場、種類別～
ここからは、浴槽の種類によってかかる費用の目安を見ていきましょう。
▣ ユニットバス入れ替え
既存のユニットバスを取り外し、新しいユニットバスに入れ替える場合の相場は、７０～２００万円程度です。金額の幅があるのは、ユニットバスのサイズや種類によっても、金額の差が出てしまうからです。また、オプションをつけるかどうかで費用が大きく左右します。
▣ 在来工法→ユニットバスへ変更
在来工法の浴室からユニットバスに変更する場合の相場は、８０～２００万円です。ユニットバスからユニットバスへの入れ替えとは違って、お風呂を解体しなければなりません。その分の工事費用がプラスされるため、ユニットバスの入れ替えに比べると高くついてしまします。
▣ ユニットバス・在来工法→在来工法へ変更
ユニットバスから在来工法のお風呂へ、また既存の在来工法のお風呂から再度新しく在来工法のお風呂へリフォームする場合の相場は、１００～５００万円程度です。
在来工法の場合、デザインの自由がきくこともあり、どれだけこだわるかによって費用が変わってきます。ユニットバスへのリフォームに比べて手間もかかる分、基本的に工事費用は高くなってしまいます。
～マンションのバスリフォーム、安く抑えるには？～
最後に、マンションのバスリフォームを安く抑えるコツをご紹介したいと思います。予算を重視したい方、必見です。
１. 業者に予算を明確に伝える
予算が決まっている場合は、初めにしっかり業者に伝えておきましょう。伝えることで、予算内に抑える工夫をしてくれるかもしれません。
２. ブランドやメーカーより、欲しい「機能」を重視する
ブランドやメーカーへのこだわりが強いと、どうしても予算が膨らんでしまいます。予算を重視したい場合は、機能性に目を向けて素材を選ぶようにするといいでしょう。
３. メーカー在庫や型落ち品を利用する
業者の中にはリーズナブルにリフォームを提供できるようにと、型落ち商品やメーカーの在庫品を取り扱っているところもあります。最新の設備にしたいなどのこだわりがある場合は先に伝えておくこと、そうでない場合はこういったお手頃な設備を利用するのもよいでしょう。
４. 着工間近の追加や変更はしない
契約を交わした後は、なるべくリフォーム内容の変更を行わない方がいいでしょう。というのは、特に着工間近で変更をしてしまうと、追加料金が発生してしまう可能性があるからです。そういった変更のないように、リフォーム内容はよく考えた上で決めておくと安心です。
マンションのバスリフォームは、種類やサイズ、選ぶ素材、オプションの追加の有無によって大きく変わってきます。まずはご自宅のお風呂がどの種類なのかを確認し、費用んぽ相場を参考に具体的なリフォーム内容を決めていきましょう。
