◎ユニットバスのメリット
ユニットバスのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
・掃除がしやすい
浴室内のパーツが一体化されているユニットバスは、つなぎ目に汚れが溜まりにくく、掃除も楽です。水はけの良い床材にすることで、より掃除もしやすくなります。
・優れた気密性
ユニットバスは、気密性にも優れています。そのため、冬場でもお湯が冷めにくく、暖かい空間を維持することができます。
・小さい子供やお年寄りでも使いやすいバリアフリーデザイン
脱衣室や洗い場の段差がほとんどないことや、またぎやすい低さの浴槽、滑りにくい床など、転倒防止のためのバリアフリーデザインが標準仕様となっています。
・工期が短く済む
パーツを組み立てるだけのユニットバスは、ほかの工法よりも工期が短く済むケースが多いです。浴室を使えない期間は、3~5日ほどで済むでしょう。
◎ユニットバスのデメリット
ユニットバスのデメリットや注意点も確認していきましょう。
・規格サイズが設置スペースに収まらなければならない
箱型の規格サイズが決まっているユニットバスは、設置スペースに収まらないと設置することができません。天井の梁や屋根の傾斜、柱などの都合で設置できないとなると、自由な設計で浴室を作る在来工法に変更するか、オーダーメイドのユニットバス商品を選ぶ必要があります。
・設備の後付けができないケースも
ユニットバスでは、工事が完了した後、新しい設備を追加したくてもできないケースがあります。新しい設備を追加するためには、天井や壁の解体といった大掛かりな工事を伴うことがあるためです。また、パーツそのものが後付けに対応していないということもあるため、リフォーム時に、欲しい設備はすべて取り付けることが大切です。
・規格外の設備には対応していない
ユニットバスは、規格外のパーツや設備には対応していません。そのため、檜風呂や猫足バスタブなど、特殊な形の浴槽にリフォームしたい場合でも、用意されている商品の中から選ばなければなりません。