コラム情報

マンションリフォームの基礎知識

更新日:2023/02/10
 公開日:2022/06/26

みなさん こんにちは♪
AEMフォーム(AEM不動産)です!

福山市内でも、ここ数年でたくさんのマンションを目にするようになりました。都会的なステータス以外にも老後の住環境やメンテナンスを考えて、マンションへの住み替えを選択される方が増え、需要が伸びているようです。中古マンションを買って新生活を始められる場合だけでなく、新築マンションを購入した場合でも自身の好みに合うようなリノベーションを希望される方が多くなってきました。そこで気をつけたいのは、戸建て住宅とは違ったマンションリフォームならではの制限です。

今回はマンションリフォーム(リノベーション)についてご紹介していきますので、今マンションに住んでいる人も、これからマンションを購入する人もぜひご参考にしていただければと思います!(^^)

 

マンションリフォーム

マンション管理規約のよるリフォームの制限があることを知る

一般の戸建住宅とは違い、共同住宅のマンション。
構造上リフォームが出来る場合でも、マンションの管理組合で決められている「管理規約」にリフォームの制限等について記載されている場合があります。管理規約を確認せずにリフォーム計画を進めてしまうと、いざ工事開始という段階で変更を余儀なくされてしまう場合があります。
また、工事可能な期間や曜日・時間帯なども定められている場合があり、注意が必要です。

 

リフォームできる箇所とできない箇所を知る

「共有部分」と「専有部分」

戸建住宅と違い、マンションには「共有部分」と「専有部分」があります。

共有部分とは・・・

他の世帯の方も利用するスペースで、こちらは原則としてリフォームできません。

エントランスやエレベーターなどが該当します。
ただし、玄関ドア、ベランダ・バルコニーなど、普段は各戸の住人の方が専有できるスペースであっても「共用部分」とされる箇所もあるため、リフォームをする際は管理会社への確認が必要となります。

専有部分とは・・・

購入した居住部分(窓の内側から玄関の内側まで)です。
壁・天井のクロスや浴室の交換工事などこの範囲は個人の方でもリフォームができる場合がほとんどです!

 

構造について

マンションの構造は

鉄筋コンクリート(RC造)鉄骨(S造)鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)の3つの分類されます。
そして、構造材の組み立て方からみた分類では、「ラーメン構造」「壁式構造」に分かれ、基本的なマンションはこの2つの工法で造られています。

構造の違いでリフォームの仕方や自由度が変わってきます。
高層分譲マンションなどで多用されているラーメン構造の場合は、柱や梁がしっかりしており、多少の間取り変更なら問題なくリフォーム可能です◎

一方で壁式構造の場合は、大幅な間取り変更はできません。
ですが、構造によっては一部の壁に穴を開けて空間をつなげることは可能ですので、壁式構造だからといって間取り変更を諦めないで、まずはご相談を!

 

【ラーメン構造のイメージ図】

事前の申請について

ほとんどのマンションで、リフォーム工事の前に管理組合・管理会社への申請が必要になります。管理規約に反する工事をしてしまうと現状復帰を指示される場合もあるため注意が必要です。専用の届出用紙(リフォーム工事申請書)が用意されている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
申請書を提出して1週間後以降から返答がもらえるケースが多く、また工事が決まってもすぐに工事が出来ないため、早めに計画を進めておくことが必要です。

その他 マンションリフォームの注意点

電気容量について

マンション全体の電気引き込み量や管理組合の規定で電気容量があげられないことがあります。
そのため、規定によってはオール電化にすることが出来ない場合もあります。
床暖房を設置する、エアコンを増やす、食洗機や浴室暖房乾燥機を新たに設置するなどの場合も注意が必要です。

床の防音規定について

リフォームでフローリングなどの床材を変更をする際は、「管理規約」に材質の規定があるかどうか確認することも覚えておいてください。
たいていのマンションでは管理規約で下階へ騒音の問題などが発生することを考慮して、遮音効果の高い床材を指定する「防音規定」が決められています。

リフォーム会社と一緒に管理規約を確認した上で、新しい床材を選ぶと良いでしょう◎

近隣挨拶について

マンションは一戸建てとは違って左右上下の部屋と隣接しています。リフォーム中は、どうしても騒音などで近隣の方へご迷惑をお掛けすることになってしまいます。工事着工前には、近隣への御挨拶を忘れずに!またマンションの掲示板等で、管理人さんが工事案内を掲示してくださいます。

まとめ

マンションリフォームは、外観や外構には個性が出せない分「わたしたちだけの空間を楽しみたい」と思う方も多いと思います。しかし、初めてマンションリフォームを検討される方の中には、今回ご紹介した【マンションリフォームの前に考えなければならないこと】が多くてびっくりしてしまった方も多いかと思います。またいざリフォームを決めた場合の管理組合への申請手続き、近隣の方への挨拶も不安に感じられるかもしれません。

AEMリフォームでは、それぞれのマンションの管理規約を確認して、ご希望のリフォームが可能かどうかお答えいたします。また、めんどうな管理組合とのやり取りも極力負担のかからないようにサポートさせていただきます!

マンションの建具補修や水廻り設備交換から、間取り変更、デザインリフォームまでAEMリフォームにお任せください。