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【補助金制度】先進的窓リノベ2024事業

更新日:2024/04/28
 公開日:2024/02/02

福山市のリフォームが得意な不動産会社 AEMリフォーム(AEM不動産)  です!

昨年の「住宅省エネ2023キャンペーン」に続き、「住宅省エネ2024キャンペーン」が始まります!

その中の1つに『先進的窓リノベ2024事業』があり、断熱窓へのリフォームで条件を満たせば最大200万円の補助を受けることができます。

昨年、過去最大の補助額として反響の多かった窓リノベの補助金制度が、今年も引き続き実施されるということで、昨年迷っていて踏み出せなかった方にとっても再チャンスとなります!

 

今回は、そんな先進的窓リノベ2024事業』について解説します。

昨年から一部変更がありますので、そのあたりも含めてお伝えしていきたいと思います。

住宅省エネ2024キャンペーン

まずはじめに「住宅省エネ2024キャンペーン」とは・・・

2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指した住宅省エネ化を支援するための国の補助事業です。

昨年まで3つだった補助事業に新たに「賃貸集合給湯省エネ2024事業」が加わり、① 子育てエコホーム支援事業 ② 先進的窓リノベ事業 ③ 給湯省エネ事業 賃貸集合給湯省エネ2024事業 の4事業があります。

 

各省で予算が設けられており、予算内で条件を満たせば補助金を使ってお得にリフォームができる魅力的なキャンペーン☆

今回は4つの事業のうち『先進的窓リノベ事業』についてご説明していきます。

対象となる住宅について

対象物件は、持家や賃貸での人の居住の用に供する家屋。

先進的窓リノベ事業』は、新築ではなくリフォームが対象 です。

近年の新築住宅は、ほぼ全て高断熱の窓で建築されているため、特に窓リフォームの必要はないかと思います。

公式サイトへは「・建築から1年が経過した住宅 ・過去に人が居住した住宅」と記載がありますので、中古住宅購入で窓リフォームをする場合にも利用できるのは嬉しいですね♪

また既存住宅であれば、戸建、共同住宅等は問いません。(※建物の種類によって補助額の計算は異なります。)

補助金を受けるための条件

以下2つの条件を満たす場合が対象です。

■事業者登録をしている施工会社へ依頼

先進的窓リノベ事業の事業者登録をしているリフォーム会社(工務店)と請負契約しなければなりません

自分で購入して取付(DIY)を行うと補助金の申請はできませんし、事業者登録をしていない会社や、登録をする前に締結した請負契約に基づくリフォーム工事は対象外となりますので注意が必要です。

事前に依頼したい施工会社へ「そちらで先進的窓リノベ事業補助金を使えますか?」と確認してみましょう。

■窓リフォームをする住宅の所有者等であること

ご自身が住んでいる住宅は問題ありません。

「所有者等」とありますので、賃貸物件を所有しているオーナー様も対象です。

補助額

最大200万円/戸 一戸あたり、5万円から最大200万円までです。

補助金額は、建物の建て方、性能やサイズによって定められており、内容に応じて定額となります。

戸建の場合とマンション等の集合住宅の場合では、基準が異なるので注意が必要です。

公式サイトでも、性能区分と大きさに分けて、1枚ずつの金額が記載された表をチェックできますが判断がなかなか難しいかと思います。

補助金を活用することで約50%相当が還元されるとイメージしていただくと良いかと思います。補助額がどれくらいになるのかは施工会社に確認してみるのが1番わかりやすいです!

対象となる工事について

「窓リノベ」という名の通り、窓のリフォーム工事が対象です。また今年は、窓のリフォームと併せて行う玄関ドア交換工事も対象となりました。

窓リフォーム

次にご紹介する窓リフォームは全て今回の補助金の対象になります。

ひとつずつチェックしていきましょう!

ガラス交換

既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事
既存サッシとの組み合わせにより窓の性能区分が変わります。

内窓設置

既存窓の内側に新しい窓を新設する工事
または既存の内窓を取り除き、新しい内窓に交換する工事

外窓交換(カバー工法)

古いサッシの枠の内側に、新たなサッシと一回り小さな窓を取り付ける工事
外壁を壊さずに交換できるので、補修費用を節約できるのがメリット☆ただし、窓の内法が少し狭くなります。

外窓交換(はつり工法)

古いサッシを枠ごと外し、新しいサッシに交換する工事
枠ごと断熱性能を高められるのがメリットです☆

玄関ドアリフォーム

昨年まで、窓リフォーム工事のみが対象だった『先進的窓リノベ事業』ですが、今年は玄関ドアが対象商品に追加となりました。
ただし、玄関ドアだけでは対象外です。利用条件として窓の断熱改修と合わせて契約するものに限ります。

※窓リフォームがなくても、玄関ドアと勝手口ドアの同時工事なら子育てエコホームの対象になります。
子育てエコホーム支援事業でも、玄関ドアだけでは対象外ですので、玄関ドアと勝手口ドアを同時工事することが必要です。

ドア交換(カバー工法)

既存ドアの枠を残して取り除き、既存枠の上から新たな枠を取り付け、​ドアを交換する工事

ドア交換(はつり工法)

既存ドアを枠ごと取り外し、新たな枠を取り付け、​​ドアを交換する工事

ドア交換も外窓交換と同じように、カバー工法・はつり工法があるので、ご自宅の状況に合わせて選びましょう。

対象の商品について

本事業は、各メーカーが登録を申請して、一定の性能を満たすことが認められた対象製品を使用することが条件です。
補助額が決まる性能レベルとサイズに関しては、メーカーが発行する「性能証明書」に記入されています。​

 

YKK aP(ワイケーケーエーピー)製品であれば、マドリモ内窓プラマードU、APW、ドアリモ 玄関ドア D30など

LIXIL(リクシル)製品であれば、インプラス、リプラス、リフレム、リシェント玄関ドア3など

 

性能レベルは・・・熱の伝わりやすさを表す数値「Uw値」で表示されます。Uw値が低いほど、高い性能の窓だと言えます。

戸建て住宅の場合、Uw値1.9以下であれば基準を満たしていることになります。

なお、対象商品でなくても 子育てエコホーム支援事業 にて補助対象となる場合があります!

対象工事額

窓リノベ単独での申請の場合は、5万円以上から申請が可能なため5万円以上でなければ申請ができません

小さい窓1つでは5万円にならないのですが、せっかくお得に窓リフォームができるチャンスですので、気になる窓はまとめて交換をすることをおすすめします★

対象期間

■申請について

2024年3月下旬~2024年12月31日まで
※予算上限に応じて締切が早まる可能性あり!

■工事について

2023年11月2日以降工事着手~2024年12月31日までに工事完了

★ポイント★

申請より前の工事についても対象ですので、申請前に工事着手することも可能です。

また2023年同様、工事完了を待たず予約申請を利用できるので、確実に補助を受けることができるようにしておくと安心ですね!

申請者

依頼者に代わって施工会社が代理で申請します。

本事業の事業者登録をしている工務店やリフォーム会社でなければ申請はできないので注意しましょう。

注意点

■補助金の還元方法について

補助金と聞くと、依頼者に直接お金が振り込まれるイメージがあるかと思いますが、補助金が振込まれるのは施工会社です。

施工会社に支払われたのち補助金そのものを発注者であるお客様に還元するケースもあれば、最初の段階で工事費や設備の代金に充当されるケースもあります。

★ポイント★

各施工会社によっていずれかの方法で還元されるため、事前に確認しておきましょう!

2023年からの主な変更点

① 玄関ドアも補助工事の対象に追加された

※ただし、窓リフォームとあわせて行う必要があります。

また、より断熱性能が高い商品に限られているため、各メーカー共通で採光なし、もしくは採光の少ないデザインが対象のようです。
窓リノベで該当しない場合でも、子育てエコホーム支援事業 の方では対象となる商品もあり、子育てエコホームの方では選択肢の幅も広がります。

②1つの窓ごとの補助額が変更

※内窓の補助額が下がり、外窓交換の補助額がアップします。

昨年は、内窓工事の補助額が大きくおすすめしていましたが、今年は、カバー工法による外窓交換の補助額がアップしています。
どんな窓でも内窓を付けるのではなく、窓の状況により内窓と外窓交換を使い分けるのがおすすめです!

まとめ

今回は、昨年も問合せが多かった窓リノベの補助金についてまとめてみました!

予算上限に達するとこの補助金制度は終了となりますので、確実に補助金制度を利用されたい場合は、可能な限り早めにご相談してみてくださいね(^^)

もちろんAEMリフォームは、登録事業者です!お気軽にお問い合わせください。

引用・参照サイト▼
https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/